偏頭痛は、うつ病の症状としてもよくみられます。
うつ病の症状は様々で、食欲不振、不眠、気分の落ち込み、疲労感などがありますが、これらと同じくらい偏頭痛という症状でも現れます。
偏頭痛と同様、うつ病の原因も、脳内神経伝達物質のセロトニンの減少によって引き起こされると考えられています。
うつ病に伴う偏頭痛には特徴があります。
通常、偏頭痛は突然発生し吐き気などを伴い、緊張型頭痛は疲労物質が溜まる夕方に多いという特徴がありますが、うつ病に伴う偏頭痛は、朝起きたときからすでに頭痛が起きており、それが持続するという点が特徴的です。
うつ病に伴う偏頭痛の場合は、うつ病の治療を行うことが偏頭痛の治療にもつながります。
また、偏頭痛によりさらに気分が落ち込むようだと、さらに偏頭痛がひどくなるといった悪循環に陥りますので、早期のうつ病治療が重要になります。