偏頭痛が日曜日に出やすいことは、海外では、「Sunday's headache」とよばれるくらい知られています。
日曜日や休日に偏頭痛が出やすくなる根拠として、二つの理由が考えられています。
一つは、ストレスや緊張からの解放です。
仕事などの精神的なストレスや緊張から解放されることによって、血管の緊張も緩み、血管が拡張し偏頭痛が起こりやすくなるというものです。
もう一つは、平日と異なり、日曜日は起床の時間が遅くなることと関係があるというものです。
この説によれば、長く寝ていることによって緊張が緩み、血管が拡張し偏頭痛が起こりやすくなるというのです。
実際、寝過ぎは偏頭痛の誘発率がかなり高いと指摘されています。
いずれの説でも、緊張が緩む→脳の血管が拡張する→偏頭痛が起こる、というプロセスは同じなので、日曜日や休日に偏頭痛が出やすい人は、なるべく平日と同じように早起きし、活動すると良いかもしれません。