パニック障害研究センターの報告によると、パニック障害の患者191名を調査したところ、41%にあたる78名の患者に偏頭痛がみられたといいます。
偏頭痛がみられるパニック障害の患者は、初めて起きたときのパニック発作の症状の種類が多く、不安症状が強いことが明らかにされました。
パニック障害患者の偏頭痛の部位としては、後頭部、片側部、頭全体の順に多く、偏頭痛の種類は、脈打つ痛み、締め付けられる痛み、ガンガンする痛みの順に多く報告されています。
偏頭痛の専門的分類では、群発型18%、古典型38%、普通型14%。
偏頭痛を持つパニック障害の患者の63%は、偏頭痛が起きる前に、吐き気、目の充血、めまいなど偏頭痛に特徴的な前兆となる症状を経験しています。
パニック障害になる前から偏頭痛のあった人は、パニック障害の発症年齢が若く、病気にかかっている期間が長い傾向にあるようです。